「手すりの達人」の積極的な活用
これから「手すりの達人」という言葉や広告を多く見聞きすることになると思う。
そのステージは、介護業界のみならず、多くの生活環境の中で展開する予定。
そこで皆さんにお願いしたいことがあると、伊瀬氏。
専門職としての意見を聞かれた際には、その必要性を要介護状態だけでなく、介護予防の視点からも伝えて頂きたい。
そして、少しでも関心のある方が見えた場合は、問い合わせだけでも構わないので、連絡をするように促して頂きたい。
なぜ、伊瀬氏がそのようなお願いをするかというと、元気な高齢者の多くは「まだまだ、大丈夫!」「元気だから必要ない!」などと言った見解が多く、「予防」という認識が全体的に薄い。
そのため、「あの時に付けていれば・・・」という後悔の言葉を後から聞くことが度々あったと言う。
本格的な住環境整備に関しては、介護保険サービスが使えるようになってから行えばよいが、出来る限り介護保険を使わない地域づくりの認識を育てて頂きたいならば、「浴槽に一本でも!玄関先に一本でも!」。
そのためには、専門性を有する業界関係者や介護に従事する介護職の方々の意見は、大きな後押しになると、伊瀬氏は考えている。
そして、この「手すりの達人」をきっかけに、より多くの業界と密接な関わり合いを持つことは、介護保険制度の新しい道が開けるかも知れないと・・・。
地域に根付くFC展開を考えている「手すりの達人」は、健康寿命を地域全体で考え、必要なときに迅速に取り組むサポートを全力で行っていきたいと考えている。
加えて、介護職や介護関係者の中から、副業として「手すりの達人」のFC店へ名乗りを上げて頂けるような教育制度を含むプランも用意している。
介護現場の内側からだけで業界の未来を考えるのではなく、外側からもしっかりと見つめ、多くの意見が通りやすい環境整備も同時に進めて行ければと、伊瀬氏は締め括った。